また、次の鐘が鳴りました


◆ ちょっとしたお知らせです

私の人生、不思議なくらい定期的に「動くよ」と鐘がなります。

この度、6年過ごしてきたベトナム・ホーチミンを離れ、
マレーシア・ペナン島へ拠点を移しました。

数年前から「いつかは異動」と言われ続けていたものの、
いざとなると全く実感が湧かず。  
荷造りも楽勝だと思ってたけれど、いやいや全然思ってたのと違う…
私らしいドタバタでした。


◆ 気づいたら大好きな街に

私は2020年の2月、パンデミック直前にホーチミンに来て以来、
ロックダウンや言葉の壁に戸惑いながらも、
今は、離れるのが寂しいです。

日本語しかできない私を受け入れてくれたベトナムの人々、
ベトナムのことをいろいろ教えてくれたThangさん、
歳の離れた私と仲良くしてくれた日本人の友人たちや
大好きだった街のわんこたち。  
そして、6年間、私の健康を支えてくれた「手作り豆乳」を作ってくれた
Hien姉さん。  

最後の朝は、豆乳売りのお姉さんと抱き合ってしっかり泣きました。  
こんなに泣くなら、もっと毎日写真を撮っておけばよかった(笑)


◆ いろんな人の人生と交差する

ホーチミンは日々街が変化していくのを肌で感じられます。
日本では会えないような、
いろんなバックグラウンドを持った方々にお会いする機会も多かったです。
長く住んで、居場所を自ら築き、ベトナムがホームタウンになる方。 
自分で来ると決め、自分で去る決断をする方。
リタイア後に新たな生きがいを求めてくる方。などなど…

私は家族の都合で来た「おまけ枠」と言ってましたが、それでも与えられた環境の中で試行錯誤した6年間でしたし、いろんな方と出会いが励みにもなり、自分を見つめ直す機会になりました。

◆ 自分の闇に触れる

異質なものに出会うと、人は驚き、拒否反応を覚えることがあります。
私もつい「こうすればもっと効率よくできるのに」  
と、どこか上から目線になっている自分にハッとすることが何度もありました。

効率だけが正解ではない。

ベトナム生活で思い出したのは、 
効率だけでは測れない豊かさです。

少し非効率に見えても、  その土地にはその土地のリズムがあり、
 それがあるからこそ生まれる価値がある。

大学時代のM谷教授の言葉
「文化に、良いも悪いも上も下もない」
異質なものに出会う度、この言葉が繰り返し響きます。

◆ やっぱり、いい街でした

ベトナムの人たちの優しさ、大らかさ。
そして時々びっくりする計画性のなさ(笑)。  
ありえないが、ありえる場所。

それも全部含めて、愛おしい思い出です。
インドネシアと同じくらい、好きな場所となりました。

◆ 諸行無常の鐘がなる

慣れ親しんだ場所を離れ、誰も自分を知らない場所で、また一から始める。
年齢もあるのかなぁ、  正直なところドキドキもあり、少し気が重いです。

でもきっとまた、新しい出会いがあり、  素晴らしい文化に触れ、  
そして私はまた、自分の小ささと可能性の両方を知るのかな、と思います。

ホーチミン、本当にありがとう。

また必ずどこかでお会いしましょう。