「宇宙元旦」ともう一つの節目 

2026年3月20日

3月20日、最近よく耳にするようになった西洋占星術で言われる
「宇宙元旦」。  
太陽が12星座最初の「牡羊座」に入る春分の日は
新しいサイクルが始まる日とされています。

気がつけば、
今年はここに、もうひとつの「節目」が重なっていました。  

イスラム暦における断食明け、イード・アル=フィトルの直前。
つまりこの日は、いわば“年越し”のようなタイミング。  

私が今いるマレーシアは多民族・多宗教国家。
先月の「旧正月」の直後にイスラム教では「断食月」が始まり、
1ヶ月後には断食明けの大祭。
そして、その流れと春分の日が重なっていることに気づきました。

調べてみるとこの祝日の決まり方がとても興味深いものでした。
マレーシアにおいて(恐らくイスラム教の大祭を祝う他の地域も)
断食明けのタイミングは、  
実際に新月(三日月)が観測されたかどうか」で決まるため、  
本当に直前まで確定しません。
現代社会では事前に計算でわかることでも
「観測」で決めるというのは驚きでした。

実際、マレーシアでは今年3月20日から23日ごろにイード・アル=フィトルになりそうだというお知らせは以前から出ていましたが、
正式には昨日(3月19日)の日没後、  
「3月21日土曜をイスラム暦の新年とする!」という
公式発表が出ました。

「自然を見て決める」

3月20日夜にこれを書いてますが、  街のあちらこちらで花火が上がり始めました。(3月20日午前0時を過ぎたあたりがピーク。旧正月のような爆竹がない分、花火が多くて、結構見応えがありました)

話を少し戻すと、
日本では祝日があらかじめ決まっていますが、
マレーシアの“観測によって決まる”というのがユニークだなと。

ベトナムにいた頃、テト(旧正月)は一年で最も大きな祝日でした。
ベトナムの旧暦は「太陰太陽暦」を基準にしており、月の満ち欠け(朔望月)をベースにした月と、季節のずれを調整する太陽年が組み合わされているので、「テト」の日付は毎年変わりますが、数ヶ月前には決まっており、
主に1月中旬~2月中旬頃となります。

ところが、同じ「月」を基準にしていてもイスラム暦は「観測重視」。
 
マレーシアで採用されている
「自然を見て決める(実測)」は、よりリアルな「感覚」を感じます。

33〜34年に一度のタイミング

太陽の動きで決まる春分と、月のリズムで決まる節目。  

異なる時間の流れが、今年は
偶然にも同じタイミングで重なることがあるんだなとわかり、
なんだか一人興奮しました。

3月19日 魚座の新月  
3月20日 春分の日  
3月21日 ラマダン(断食月)明けを祝う祭りの日 (Idul Aidilfitri)

こうした重なりは、約33〜34年に一度のことだそうです。
宇宙って、すごくないですか?

決められた時間の中で生きるだけでなく、  
自然のリズムに合わせて動くという選択もある。

自分がその世界に存在していることをイメージしたら
「宇宙のサイクル」をより身近に感じられる。
そんなことを、ふと考えさせられる一日でした。